岩波新書<br> 現代社会主義を考える―ロシア革命から21世紀へ

岩波新書
現代社会主義を考える―ロシア革命から21世紀へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 17X11cm
  • 商品コード 9784004300045
  • NDC分類 362.07

出版社内容情報

一枚岩の党,その一党による強権的な支配,社会主義国同士の武力衝突…….社会主義の現実は,人間解放,国家の死滅といった革命の理想から大きくかけ離れている.何がこの乖離を生んだのか.スターリン体制への転機となった一九二○‐三○年代のソ連政治を見直しつつ今日の「ペレストロイカ」の意義を考え,社会主義再生への道をさぐる.

内容説明

1枚岩の党、その1党による強権的な支配、社会主義国同士の武力衝突…。社会主義の現実は、人間解放、国家の死滅といった革命の理想から大きくかけ離れている。何がこの乖離を生んだのか。スターリン体制への転機となった1920―30年代のソ連政治を見直しつつ今日の「ペレストロイカ」の意義を考え、社会主義再生への道をさぐる。

目次

第1章 ロシア革命70年(社会主義;思想・運動・体制)
第2章 ナショナリズム(いまなぜナショナリズム;ロシア革命と民族問題;一国社会主義;ナショナリズムを超えて)
第3章 国家(問題の所在;なぜ「党」を問題にするか?;1党支配;1枚岩としての党;党の「国家化」;社会から国家へ)
第4章 現代社会主義(ロシア革命―「2重の性格」;スターリン主義;非スターリン化)
第5章 展望(E.H.カーのロシア革命観;歴史的展望のなかの社会主義)