岩波新書<br> モゴール族探検記

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モゴール族探検記

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  • サイズ 新書判/ページ数 205p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004150602
  • NDC分類 292.262
  • Cコード C0226

出版社内容情報

十三世紀初頭ジンギスカンが樹立したモンゴール帝国の版図は,遠く東欧から南ロシアにまで及んだ.その末裔とおぼしき蒙古族の一部がアフガニスタン奥地のどこかにいる――.この地図にも記録にも残されていない民族を探し求めて,遂にこれをつきとめ,その風習,言語を調査した京大カラコルム・ヒンズークシ探検隊人類学班の貴重な記録.

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッピー

14
モゴール族。アフガニスタンのモンゴル族のことを、現地の呼び方に従ってモゴール族とよんでいるそうだ。アフガニスタンではモゴール族は少数なので、彼らの住んでいる地域を探すのも難しかったが、モゴール語(アフガンなまりのモンゴル語)を話す人が、既にほとんどいなくなっていて、言葉の収集が本当に大変そうだった。言葉は生きているとよく言うけれど、話す人がいなくなってしまえば、言葉は簡単に失われてしまうのだ。かろうじて単語の意味は分かるけれど、文章は話せない人すら、ようやくに探し当てたのだった。言葉、大切にしないとな。2024/02/22

シュークリーム・ヤンキー

7
古本屋でたまたま出会った一冊。ひじょうに読みやすい文章。 この本の出版は、あのレヴィ=ストロースが『悲しき熱帯』を出したのとほぼ同じ時期だ。戦後の貧しかった時代に、こんな冒険をして記録を残した日本人がいたということに、まず驚いた。そして他民族の関係に入り込んで研究調査をすることの緊張感や、科学と宗教の関係性に関する考察(pp104)は、70年以上が経った今でも古さを感じない。 恥ずかしながら梅棹氏を存じ上げなかったが、ほかの著書も読んでみたいと思った。2019/04/11

まふ

6
京都大学カラコルム探検隊のメンバーとしてアフガニスタンの奥地にモンゴル族の末裔であるモゴール語を話すモゴール族を探しに行った探検記。京都大学的「なんでも体験」的精神であえて困難に突き進む精神が、この書にも表れている。面白い。多分この辺であろうと探っていくが期待外れの連続。梅棹忠夫はもともと山男であるからこのような臭い、暑い、体力消耗的環境に突入して成果を上げるのだということが実感できる本であった。2020/03/03

すぎえ

6
著者はこの事実を確認するとともに言語学的な興味、辺境への憧れを持ってフィールドワークに挑む。旺盛な好奇心と現地の調査を体験的に物語る文章は非常に魅力的。宗教的な違いや氏族の違い等によって調査はさまざまに影響を受ける。そのなかでの著者は体験したことから原因や洞察、自分の境遇の異化を述べている点が非常に面白い。文化、人間的な異化によって日本感であったり、モゴール族感が肌につたわって面白い。また、個人的には今回の調査対象のエリアはアフガニスタンであった点も面白かった。9.11テロの後、アルカイダ=アフガニスタン2009/05/16

スズツキ

4
アフガニスタンで伝説のモゴール族を探した紀行文。付近の民族との差異なども著者の罵倒交じりに率直に書かれていて、面白い。2016/05/12

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