岩波新書<br> ものいわぬ農民

個数:

岩波新書
ものいわぬ農民

  • ウェブストアに126冊在庫がございます。(2024年04月19日 14時35分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 218p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004150091
  • NDC分類 611.9
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「日本のチベット」といわれた岩手県――その山村で,貧困と因襲を背負いながら黙々と働く農民たちは,いろり端で,行商してあるく著者に対して,自分のことばで,その生活の喜びや悲しみを語った.嫁姑の確執,二・三男問題,土地への愛着,子供や老人の姿等々.日本社会の最も深い鉱脈をなす農民たちの語る言葉に耳を傾けよう.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Nishizumi

9
大変考えさせられた。日本はほんの一世紀前こんな姿であったのだ。自分にとって貧しさの定義がいかに甘いものであったか。そして公式統計のあやうさも。行商をやり、その後編集者になったことが結果的にこのような形でフィールドワークを残してくれた。良い本に巡り合えた。2020/01/07

アメヲトコ

8
敗戦後、行商人ついで編集者として岩手県の農村部を歩き廻り、「ものいわぬ農民」たちの声に耳を傾けた著者の体験をまとめたもの。何気ない仕草や一言から農村の隠れた構造や本音を見抜く著者の観察眼にははっとさせられ、公的な社会調査の危うさにも気づかされます。しかし戦前岩手農村生活を支配していた抑圧と同調圧力、戦時中の配給が食生活を「向上」させ、徴兵がある種の「解放」と感じられていたという現実の重さよ!2018/03/24

sk

7
戦後間もない頃の東北の農民の暮らしを描いている。貴重なフィールドワーク。2020/01/03

sigismund

6
四年間岩手で学んできたが、なぜこの本を読まなかったのか痛烈に後悔。岩手県の根底を見据えるうえで欠かせない一冊。終戦直後の岩手の山間の農村風景が克明に描き出される。「つきあい」と「ひとなみ」に縛られる農村社会、姑とヨメの確執、子どもたち……生きた言葉で語られる農村の声はどれも生々しい。宮沢賢治が農民たちを思いながらも、農民たちとともに斃れること叶わなかった原因が分かった気がした。2013/01/15

kentaro mori

5
農民に対するこのまなざしは、どこからやってくるのか。ちょうどcakes「ホームレス問題」で改めて考えた、調査対象への向き合い方についての重大なヒントがここにあると思う。傑作です。2020/11/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1505313
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。