岩波文庫
産業革命

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  • サイズ 文庫判/ページ数 205,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003414415
  • NDC分類 332.06
  • Cコード C0122

出版社内容情報

産業革命は,人類の歴史にかつてない大きな転換をもたらした.工業・農業の生産力は飛躍的に増大し,人々の牧歌的生活様式も機械化の波によって変貌を遂げてゆく.現代資本主義の母胎となったこの歴史的大転換の姿を経済史の立場から実証的に平明に述べたのが本書である.イギリス産業革命史の優れた解説書として名高い.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

43
1953年初出。発明というものは人間の歴史のあらゆる段階にあらわれる。しかし、それは、単純な農民や未熟練な手工的労働者の社会ではめったに盛んにならない(24頁)。 産業革命は、同時に観念の革命でもあった(31頁)。仕事が忙しくなっても労働力不足に陥らないということを確実にするためもあって、雇傭主たちには、きわめて多数の家内労働者の上にまで簡単に仕事を拡げて行く傾向があった(67頁)。18Cに起った新しい産業の中で最も重要なものは土木事業(95頁)。2017/09/29

山崎 邦規

1
イギリスの産業革命がもたらした社会状況を極めて説得的に詳述している。主として経済の観点からさまざまな産業分野や各階層の暮らし向きを描き出しているので、経済というジャンルが好きな人には、痛快であることこの上ない。しかも、イギリスへの愛国心溢れるこの作者を、我々外国人が温かく見つけることができるかと言えば、その点は強すぎる愛国心を脇に置いても、国際人としての公正さもあり、精読に値する。総じて、産業革命の果実を肯定的に捉え、産業革命により人々の福祉が増大したと結んでいる。著者の態度は同情的であり、共感性がある。2023/09/26

でやー

1
産業革命は資源を特定の目的に使用する方法についての変革であり、資源の量や分配についての変革。2013/11/16

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