岩波文庫<br> ユダヤ人問題によせて/ヘーゲル法哲学批判序説

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岩波文庫
ユダヤ人問題によせて/ヘーゲル法哲学批判序説

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  • サイズ 文庫判/ページ数 189p
  • 商品コード 9784003412411
  • NDC分類 316.88
  • Cコード C0110

出版社内容情報

この二つの論文は,ヘーゲル左派に属していた若きマルクスが,フォイエルバッハの宗教批判をこえて,マルクス自身の立場に到達し,『経哲草稿』さらには『資本論』への道をきり拓いた画期的著作である.市民社会をこそ問わねばならぬとして,批判の正面におき,かれの「人間的解放」の思想を鮮やかに力強く展開する.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

18
キリスト教国家は、 その本質(傍点)からいって、ユダヤ人を解放することはできない(9頁)。宗教的偏執と政治的解放との矛盾(傍点)の問題(11頁)。偏見(傍点)は、普遍的な(傍点)諸原則によって圧倒されているにもかかわらず、いぜんとして残っている(12頁)。われわれが主張するのは、彼らが世俗的な障壁を揚棄するやいなや、ただちに彼らの宗教的偏狭さを揚棄することになること。神学的問題を世俗的問題に変える(19頁)。出生、身分、教養、職業(傍点)の区別を、前提としてのみ実在し、みずからを 政治的国家(傍点)として2021/01/28

耳クソ

17
宗教を捨て公民として国家に属しても市民革命以降の利己主義=貨幣のやり取りを守るための国家において何の意味もないし、そしてユダヤ人の貨幣のやり取りはもはやユダヤ人だけのものに収まらなくなっているわけだし、さらにヘーゲルが職能団体の代表制に法的な秩序を持たせるために市民を公民化すればいいと言っても市民社会は私的利害を優先するので公共性に結び付かないし、だからといって国家と市民を分離するわけにもいかないので、私有財産を持たないプロレタリアートが革命の主体になるべきだ……なのか?わかりそうでわからん。2022/02/08

chanvesa

17
あまりにエモーショナルな議論。そうであるがゆえに、むしろ読んでいてときめかない。ヒューマニズムは歴史の暴風に揉まれ、マルクスの希望的観測ならぬ思考の、ある面での弱さと、御都合主義の利用によって無用の長物という烙印を押されてしまった。もし、マルクスの「再発見」をするのであれば、まさに『ブリュメール18日』とか、この本の疎外論の前提である人権論(48頁~)の指摘は鋭い。しかしそこには人間的な解放の議論が。。。そこに収斂していくマルクスは心優しい、優しすぎる。2015/05/13

金吾

12
経済の話が革命思想に取り上げられていく過程の一端が理解できたように気がします。宗教的素養が乏しいため、理解しにくい部分もありましたが、全体としてはわかりやすかったです。市民社会の捉え方は当時としては斬新なものだと感じ、やはり非凡な人だなと思いました。2020/10/01

だまし売りNo

10
人々が理不尽な目に遭っても神の怒りと捉えて、ただただ耐え忍ぶならば支配層によって都合が良い。このようにして宗教は支配階級の道具となった。この点で宗教を「民衆の阿片」と述べたカール・マルクスは正しい2021/02/21

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