岩波文庫<br> 日本の弓術

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岩波文庫
日本の弓術

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  • サイズ 文庫判/ページ数 122p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003366110
  • NDC分類 789.5
  • Cコード C0176

出版社内容情報

的にあてることを考えるな,ただ弓を引き矢が離れるのを待って射あてるのだ,という阿波師範の言葉に当惑しながら著者は六年の歳月を過ごし,その体験をふまえて講演を行なった.ここには西欧の徹底した合理的・論理的な精神がいかに日本の非合理的・直観的な思考に接近し遂に弓術を会得するに至ったかが冷静に分析されている.

内容説明

的にあてることを考えるな、ただ弓を引き矢が離れるのを待って射あてるのだ、という阿波師範の言葉に当惑しながら著者(1884‐1955)は5年間研鑽を積み、その体験をふまえてドイツに帰国後講演を行なった。ここには西欧の徹底した合理的・論理的な精神がいかに日本の非合理的・直観的な思考に接近し遂に弓術を会得するに至ったかが冷静に分析されている。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

381
私自身は弓術(弓道)には全く心得がない。弓で思い付くのは『平家物語』巻11に登場する那須与一くらいか。彼は孤高の天才だったが、こちらのヘリゲルは努力の人。縁あって東北帝国大学にやって来た折に、5年間弓術の修行に励み、ついに免許皆伝にまで至った経緯を、哲学者らしく思弁しながら回想したもの。そこで至りついた境地が「不射の射」とは、まるで中島敦『名人伝』の世界だ。本書が書かれたのは、1936年と随分昔だが、今、私たちが読んでもきわめて示唆に富む書。彼が抱いた煩悶は、さもありなんと思われる。彼の到達を祝したい。2017/02/25

新地学@児童書病発動中

119
本書で描かれる東西の交流が一番胸に響いた。著者は弓術を通して日本文化の精髄に触れたくて、阿波師範の門を叩く。最初はぎこちない動きしかできないヘリゲルが、修練を積むことによって次第に弓術の核心に近づいていく。阿波師範の指導の仕方は厳しくも、温かい。師がヘリゲルに「仏陀と一体になる」ことを説く場面がある。ここで、聖書の「私ではなく、私の中のイエスが生きる」というパウロの言葉を思い出した。師範の教えは、このパウロの言葉と全く同じだ。西洋の霊性と東洋の霊性が一つになれることを示した内容に、心を打たれた。2017/06/16

Gotoran

89
1924年(大正13年)に東北帝国大学に招聘され、教鞭を取った独の哲学者(著者)が、弓道の阿波研造範士に師事、6年間に亘る苦難の修行の末、弓の極意を体得、その講演録訳書。弓を通して武道の真髄を理解してゆく過程を巧みに表現描写。「的を狙わずに射当てることができる」「あなたは的を狙わずに自分自身を狙いなさい、するとあなたはあなた自身と仏陀と的を同時に的中できます」阿波範士に指導され著者は次第に我の計らいを捨てていき、「それはもはや私の手中にあるのではない」と無我の姿勢を体得していく。まさに諸芸は禅に通ず。2015/12/22

mai

52
大正15年。ドイツから日本の文化を学びに来たヘルゲルさん。「弓術」を通じて、日本の独特な文化を学ぼうとする。言葉の壁はとても大きい。解釈するのに時間がかかり、とても苦労されていた。先生はもちろん、通訳の人、ヘルゲルさんも含めて、人柄の良さが、本を読んでいて伝わりました。「弓道」ではなく「弓術」というのも時代を感じ、一言で、面白かった。新渡戸さん著の「武士道」に通じるものがある。2017/12/06

Y2K☮

52
胸を打つ言葉と合理的なメソッドから明快な成果をという読書も悪くない。でもサプリメント的。日本人である己の根っこを太くするのはやはり「技」よりも「道」の東洋哲学。即ち自己と向き合う中で得る不条理な直観。思考は大事だが答えを頭で捻り出さない。弓道は直観のきっかけ。何でもいい。ただ本を読み過ぎても駄目だ。「読まない」という読書もある。日々の仕事や創作の過程から体験する。目の前の的を狙わず、力まず。真の的も矢を放つ主体も同じ己の心。無心になろうと努めるのは無心に非ず。読む書く売るの三本の矢で「読書道」へ歩み出す。2017/03/14

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