岩波文庫
天才の心理学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 368,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003365816
  • NDC分類 141.18
  • Cコード C0111

出版社内容情報

この精神医学的天才論の古典は,「人類中の稀有にして極端な変種」である天才が,いかなる生物学的な条件のもとに出現するか,天才の創造活動が精神障害とどうかかわるか,など興味つきぬ課題を多くの病跡学的データにもとづいて究明する.著者の厳密な科学精神と豊かな芸術的直観とのみごとな産物である. (解説 飯田 真)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

27
車中で読むにはやや理屈っぽい内容だったが、テーマが興味深くて、案外とすらすら読み進めることができた。  内容に古さも感じたし、言うまでもないことだが、精神医学であろうと、天才の創造性にどこまで迫れるかは最初から疑念も抱かざるを得ない。  小生が興味深いというのは、いろんな天才たちの意外な素顔を知れたから、という点が大きい気がする。 2018/03/19

Mentyu

7
いささか遺伝決定論に過ぎるのではと思うところや、男尊女卑だなぁという部分もあったけど、天才として紹介されている人たちの壊れっぷりエピソードはおもしろく読めた。普通の伝記や本人の著作からはなかなか私生活が見えてこないので。ちょっと変わった人こそイノベーションを起こすというのは著者の指摘する通りなんだろうなと。もっとも、その裏には一生をただの奇人変人で終わってしまった人たちの屍の山があるのだろうけど。2019/10/05

isao_key

7
ここでいう天才とは「積極的な価値感情を広い範囲の人々の間に永続的に、しかも稀に見るほど強くよびおこすことのできる人格」と緒言で述べている。本文中に、よく知られた、それほど知られていない、学者、芸術家、医者、作家たちが紹介されている。体系型での分析もしている。「肥満型の人は周期的な感情動揺にかたむきやすい(ゲーテ)。ある時は悲愁へ、また他の時は明朗へと、わけのわからぬ気分変換を時折り示す傾向があり、ことに中年あるいは更年期に至って憂鬱性精神病に罹りやすい」かなり大胆に、またあからさまに、人物を評している。2014/05/31

misui

2
「天才と狂人は紙一重」というテーゼを考察した古典的研究だが現在の目からすればほぼ与太である。アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフや、コンラート・フェルディナント・マイヤーといった人物を知ることができた。2018/06/12

Lieu

1
評価の難しい本。天才と生物学的・地域的要素との関連性は、本当? と思ってしまう。○○県に生まれた人は、先天的にアーティストの素質がある、と言われても、納得しがたい。躁鬱質に肥満型が多いというのも、これも憶測だが、外向的な人に会食の機会が多いからではないか。例外もあるだろうし、実証的に関連を証明するのは難しいと思う。他方で、文学者の生活史と作品の関係の分析は緻密で、一読の価値がある。2019/07/19

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