岩波文庫
学問論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 225p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003363119
  • NDC分類 134.3
  • Cコード C0110

出版社内容情報

ドイツ観念論の代表的な哲学者シェリング(一七七五‐一八五四)が一八○二年イエナ大学でおこなった講義.学問は哲学を中心にして有機的な統一を保っておこなわれるべきものであり,そのためには,大学の研究の自由を確立する必要があると説く.のちにベルリン大学をはじめドイツの諸大学の性格に多大な影響を与えた学問論の古典.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

34
1803年初出。知識は、総体性においては、一宇宙の一つの、等しく絶対的な現象。知識は無限の中に描かれるべき絶対者のあの姿の部分にすぎず、知識は再び目的としての行為に対する手段としてのみ解される(20頁)。知識を手段として、行為を目的とする人たちは、知識について日常生活から得た概念しかもっていない。知識は日常生活に対する手段を目ざしていなくてはならぬ(23頁~)。真の知識は理性の知を可能にするものだけ。学問も個人から個人へ、時代から時代へ伝えられる(27頁)。2016/01/11

Ex libris 毒餃子

8
シェリングの思想が分からないとイマイチ分からない部分があり、自分には難しかったです。最後が芸術についての論考だったのは興味深い構成でした。2018/05/06

スズツキ

6
専門的な知識にばかり従事して、一般的教養を忘れることの危険性。知識は日常生活に対する手段となることを目標とする。(第三講まで。四講以降は、哲学や神学、法学の個別の心得)2014/04/15

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