出版社内容情報
ロックにはじまる人間精神の経済的分析の方法を徹底的におしすすめたヒューム(1711‐1776)の主要著作.人間の本性を明らかにすることによって「諸学の完全な体系」を与えることを目的として書かれた本書は知性論,情緒論,道徳論を含み,従来の形而上学的観念や神学的な倫理学に大胆な批判を加え,地上的人間の見地に立つ哲学の建設を試みたもの.
内容説明
ロックに学んだ人間精神の探求を単に知性の領域にとどめずに、ニュートン自然学の実験的方法を採り入れて、人性の全般を論ずる。
目次
第1部 観念・その起源・構成・抽象・結合などに就いて
第2部 時空観念に就いて
第3部 絶対的知識と蓋然的知識とに就いて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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規則、格率を中心に。その人為的根拠を特に注意深く読む。2012/10/25
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必然的結合、関係、印象の論理を中心に。必然的結合が関係、印象の両方の意味を含むのが難点で、何とか解釈したいところ。2014/02/22
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印象と観念の差異の導入、関係の観念について。ヒュームは関係の観念に対してかなり曖昧なので、かなり注意して議論を組み立てたい。2014/02/14
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必然的結合の印象と観念の間のロジックに関して。特にこれらが模写原理に則っているかを考えたい。2013/08/02
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偶然、一般人(vulgar)を中心に。その論理を追った。2013/01/31