岩波文庫<br> ポルトガリヤの皇帝さん

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岩波文庫
ポルトガリヤの皇帝さん

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003275627
  • NDC分類 949.83
  • Cコード C0197

出版社内容情報

スエーデンの片田舎.貧しい農夫ヤンは,ある日突然,一人娘のグッラを出稼ぎに出さねばならなくなってしまう.いつまでたっても帰って来ないグッラ…….最愛の娘の帰郷をひたすら待ち続けるヤンの心は,いつしか女王様の帰還を待ちわびるポルトガリヤの皇帝になり変っていった.ラーゲルレーヴがおくる父と子の愛の物語.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

松風

23
【ノーベル賞文学を読む】童話のような語り口で、娘と離れ離れになった父親の狂気を描く。戻ってきた娘の冷やかさも意外な決着も牧歌的に描かれて、それが逆に怖い。2014/11/06

鷹図

10
愛する娘と離れ離れになり、精神に変調をきたすヤン。挙げ句自身をポルトガリヤの皇帝と思い込む彼の振るまいは、滑稽でありつつもひどく哀しい。娘からすれば確かに傍迷惑な父親だと思うが、彼の揺るぎない愛情がもたらす「許し」の結末に、娘同様私も涙を堪えることは出来なかった。寓話色が濃いものの、説教臭さや子供だましはない。本筋は父娘の愛情物語だが、口さがなく皮肉屋の妻が、最期の最期までヤンに寄り添い続けていたという側面が、これまた本当に泣ける。とにかく多くの人に読まれんことを切に願う一冊。2012/01/24

きりぱい

7
涙涙・・。切ない。子供が生まれるなんて嘆きでしかなかったのに、抱いた途端わけもわからずふくらんできた愛情。ひたすら愛情を注ぎ、幸せいっぱいだったのにあんな流れになるとは。昔風のやかましい司祭の気持ちをやわらげたり、二番手風だった妻をうれしくさせたり、色々素敵な場面が胸を打つ。娘が帰ってこないという辛い心を軽くするために妄想の虜になってしまった父親を持て余し、お金の問題じゃなくただ便りが欲しかったと親のささやかな思いと娘なりに考えた思いとのずれを取り返せないのが悲しい。2017/02/11

ゼスビア・エステネ

6
切ない。ただ切ない。この物語に何かしらの文学的意義を求めることすら間違いなのかもしれない、と考えるさえに至った。どんなに己が気狂いになっても、決して愛を捨てることはなく、『もっともあたたかくゆたかな心の持ち主』(p.314)であった人物の顛末が、人種や宗教には関係ない『普遍的なテーマとも言える』(解 p.316)のは納得である。貧しい存在の誰彼にも通じる無差別な愛、優しさが「イワンのばか」などの説話に通じる、と言う解説にもなるほど理解したが、やはり人は人に対して優しく在らねばならない、とつくづく思った。2018/12/19

umeko

3
娘を心の底から全てを搾り出すように愛する父親に、そこまで思われていることに気づかない娘とのすれ違いが切なかったです。滑稽でありながらも、愛することの美しさを感じました。御伽噺のような、素敵な物語。2011/11/04

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