岩波文庫<br> デカメロン 〈1〉 - 十日物語

岩波文庫
デカメロン 〈1〉 - 十日物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 169p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003270219
  • NDC分類 973
  • Cコード C0197

出版社内容情報

本書は1348年ペスト流行の折,女7人男3人合計10人の1行がフィレンツェ郊外に病魔を避け,つれづれをなぐさめるべく語り合う物語を集録した体裁で,僧侶生活の裏面や恋愛の実相を描き,大胆な人間解放の躍動が感ぜられる.イギリスの「カンタベリー物語」やフランスの「エプタメロン」などに大きな影響を与えたボッカチオ(1313‐1375)の代表作.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

46
ペストを避けるためフィレンツェ郊外に避難した十人の男女が十日間各自一話ずつ語る全部で百の話からなる『デカメロン』は、ダンテの死後20数年後にボッカチオが『神曲』を強く意識して書いた作品。神を讃える詩が主流だった時代に、人間を主人公とした物語を書いたことから、ダンテの『神曲』に対して『人曲』とも呼ばれている。自由なテーマで語られる第一日目には教会の腐敗を風刺した話が多く、特に、悪人が死の直前に嘘八百の懺悔で修道士を感激させ聖人に祀り上げられた話は、ボッカチオの教会に対する痛烈な皮肉が込められている。2016/01/15

てんぐのぐんて(瀬戸かもめ)

3
フィレンツェでペストが流行ったとき、十人の男女が町を出て泊まり歩くことを決める。そして楽しみを求めて一日に一人一話ずつ、十日間物語する。説話集みたいな感じで面白い。世界史で習ったサラーフ=アッディーン(ここではサラディノ)も出てきた。なぜか岩波文庫では前半3冊が旧字で後半3冊が新字。ちなみに訳者の野上素一さんは野上弥生子さんの息子らしい。2018/07/13

elfee

1
ルネサンス文学の始まり、14世紀初期の生まれの作者ボッカチオ。抑圧された人間の崇高性ではなく、自主性を重んじる人文主義のはしり。神を賛美する詩の形式が主流だった当時、活き活きとした人間の物語を散文で書いている。男女10人がペストを逃れ、重苦しさから開放されるため、ひとり1話、十日間にわたり、物語を語る。初日、10話の物語。物語は、教訓的な内容になっている。登場人物の女性7人が、頬を赤らめるようなセクシャルな物語も一話出るが、女性の前でそんな話はいかがなものかと、話をした男性が窘められるシーンがある。2012/02/22

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