岩波文庫<br> どん底 (改版)

個数:
  • ポイントキャンペーン

岩波文庫
どん底 (改版)

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2021年09月23日 19時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 174p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784003262726
  • NDC分類 982
  • Cコード C0198

出版社内容情報

この一編は周知の如くゴーリキイの名を永遠に光輝あらしめた名作であり,一貫した筋はもたぬが木賃宿の内外を舞台として社会のいわゆるどん底にうごめくさまざまなタイプの零落者を描く四幕劇である.そこには死があり,恋があり,殺人がある.温情,葛藤,嫉妬等あらゆる人生の要素があり,人間生活のいたいたしい断面がある.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

aika

52
荒廃した地下室から沸き上がる人々のかまびすしさの中に、たとえ何かの拍子に貧困と堕落とに身を落としてしまっても、善く生きたいという渇望を心から抱くのが人間なのだ、と感じました。暴力的で義妹を虐待する木賃宿の亭主・コストゥイリョフ一家を揺るがす大事件が起こっても、社会のどん底で生きる彼らにとっては、大した出来事ですらない。 この世の地獄に光を注ぐ老年の巡礼者ルカの存在と、悲運な運命を辿ることになるペーペルの「自分で自分を尊敬できるような生活を、しなきゃならねぇということだ…」という言葉が重くこだましました。2020/03/26

mt

39
戯曲の楽しみは、舞台化を想像できることにもあるだろう。その意味で本作は、まさに想像できる作品であり、即ち優れた戯曲と言える。社会の底辺で暮らす人々の貧苦な住まいでは、汚い言葉で罵倒したり罵られたり、ときには掴み合いも起こる。飾るものを持たない人々の言動は、ときに鋭く真理を突く。突如現れ、いつの間にか去った巡礼者ルカの言葉は人々に変化をもたらせた。作中の貧者と同じような生活を続けたゴーリキイがルカになり変わり励ましている訳ではなかろうが、どん底生活から抜け出たゴーリキイだからこそ書ける視線を感じた。2015/11/13

mm

31
狭い・暗い・汚い・すえた匂い・ジメジメというお馴染みの住宅条件を持つ木賃宿に、泥棒・元貴族・博打打ち・アル中・肺病やみらのその日暮らしの人々が住む。金には不自由するが、厄介ごとには不自由しない。殺人・恋愛・不倫・病死と、儲からない人生すごろくで、あがりは何なのかわからないどん底の日々を生きる人達。そこに巡礼なのかな?ルカと言うおじいさんがやって来て、人々の暮らしを慰め、励まして去っていく。人々は、何のために生きるのか?と考え始めたらするのだが、ラストはウォッカで宴会しちゃう。明日はどうなる⁇2018/08/08

シュラフ

30
木賃宿の人々のどん底ぶりに戸惑わされる。はたしてどういう感想を持てばよいのだろう。"人生とは暗い牢獄のようなものである"とか"貧困をもたらした社会が悪い"とかいう感想を持て、というのだろうか。厭世家や左翼が喜びそうな戯曲である。人々に希望がないからどん底なのだ。人生に希望とかその意味とかを見出すのは、あくまでその個人の心持に頼るしかない。カネを持っているとかいないという問題ではなく、自らのどん底ぶりを嘆くのはその精神の負け組である。もちろん個人の力ではいかんともしがたい不条理はある。それでもあきらめるな。2016/11/23

cockroach's garten

23
プロレタリア文学を代表するゴーリキー。彼の物語はとにかく救われない。ユートピアが囁かれるがそんなのないと虐げられる憐れな登場人物たちは言う。ただ一人の賢者を除いて。ゴーリキーを除いて。彼は言う。ユートピアは存在すると。ソビエトの成功を信じていたゴーリキー。残念ながら彼はスターリンの政争に巻き込まれ粛清させられた。もし、ソビエトの行く末を信じていたら賢者は他の者と同じく悲観的だっただろうか。ゴーリキーは貧者の悲劇より安楽の場面を描いただろうか。ロシア人名は覚えるのが難しい。2017/03/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/105544

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社トリスタ」にご確認ください。