岩波文庫<br> 玉台新詠集 〈中〉

岩波文庫
玉台新詠集 〈中〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 452p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784003201022
  • NDC分類 921.4
  • Cコード C0198

出版社内容情報

本書は漢魏以来梁までの情詩の集大成.六朝時代の斉・梁の作品を中心とした,「詩経」以後に現われた中国恋愛文学の第2次の結集である.さまざまな男女の情愛から男色の風俗まで,南朝人特有の繊細な神経で微妙に描き出されている.文学として諸情の一種の活画であり,事実としては優にひとつの社会史,服飾史,化粧史となっている.

感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

18
詠月で、月明かりの美。朱い糸と、緑の苔のコントラストが美しい(139頁~)。結構他の歌には美人がどうのこうのと出てくる。古意應蕭信武教(218頁~)。青苔、紅い芍薬の花が白いばらにまじって咲いている。靑、赤、白の三色の共演。人生の楽しみには際限あるが、良い時節に思う人と出会えないという(220頁)。出会い、人脈の大切さ。離居苦無楽で、 蚕が出てくる。かをりぐさの草は色をあらわす。菖蒲の葉はまだそろわない。青い桑の葉を積んで繭になろうとする蚕に食べさせる(238頁)。 2014/07/03

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