岩波文庫<br> お伽草紙・新釈諸国噺

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岩波文庫
お伽草紙・新釈諸国噺

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  • サイズ 文庫判/ページ数 385p
  • 商品コード 9784003109069
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切雀」。誰もが知っている昔話も太宰治(1909‐48)の手にかかったら…。親しみやすい語り口に諷刺とおどけをしのばせ、天性の喜劇作家がおなじみの説話の世界を自由奔放に換骨奪胎。作者が「世界で一ばん偉い作家」と惚れこむ西鶴の作品を踏まえた「新釈諸国噺」を併収。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

82
【お伽草紙】は時勢を踏まえて人々を鼓舞!といいつつ、深層心理を描写。敢えて選ぶのであれば『浦島さん』。粋な江戸っ子の亀が、うじうじ太郎を斬る!?パンドラの箱になぞらえた”忘却”は秀悦。因みに『瘤取り』の”鬼”論議の件も、酒好きの私も共感。【新釈諸国噺】は、序文に味わい。踏まえて、敢えて選ぶのであれば『裸川』。実直さが招くオチ。明るい滑稽さと複数の暗示。落語ネタにも使えるなぁと、ちとニヤリ。両作品共に、空爆も激しくなる戦況悪化の時期。著者が以前から温めていた構想を描き終えたかったという気がしないでもない。2018/08/09

ヴェネツィア

49
学生時代以来、何度目かの再読。これら2作品は、太宰の作品系列の中では、かなり異色な作品だ。いずれも、昭和20年という第2次世界大戦も押し詰まり、しだいに厳しくなった言論統制のもとで書かれている。特にお薦めなのは『新釈諸国噺』。全部で12の短篇からなるが、そのいずれもが『諸国はなし』をはじめとした西鶴作品の翻案である。例えば巻末の「吉野山」は、西鶴の『万の文反古』で試みられた書簡体を見事に取り込んだ傑作であり、「語り」の妙味に満ちている。こんな太宰もあることを是非知って欲しい。「貧の意地」、「粋人」も秀逸。2012/11/27

テツ

33
誰もが知っている御伽噺を太宰が創り直した『お伽草子』の単純な面白さ。『新釈諸国噺』も西鶴による古典を読みやすく楽しみやすいショートショートへと変換してくれていて気持ちよく楽しく読める。太宰のこの手の作品を読むといつも、こういう気軽に気楽に読めるお話にウエイトを置いていれば彼の最期も違ったのかもなと思い作品内容と関係ない部分で気分が重くなりますね。何を書いたって面白いんだからもう少し長生きして色々書いて欲しかった。2018/09/02

mm

30
「御伽草子」は「瘤取り」「浦島さん」「カチカチ山」「舌切り雀」の絵本を娘に読んでやりながら、胸の中に浮かんだ創作だと前書きに書いてある。瘤取りのおじいさんは良い人と悪い人にハッキリ分かれているわけではない。竜宮城はゴージャスって訳じゃない、カチカチ山のタヌもフツーの奴、舌切り雀のおばあさんも苦労人、とこっちの方が世間に近い?このユーモアある作品を、空襲で焼け出され、疎開しながらながら書いていたという事に驚く。新釈諸国噺は西鶴を元ネタにアレンジしている作品。でも、完全に太宰のものになってる感じ。2018/03/30

長谷川透

19
太宰を新発見した。「お伽草子」は日本人に馴染みの深い昔話を下敷きにして、太宰の突っ込みを交え軽妙な筆致で物語が進んで行く。太宰の明るい一面を見る一方で、どの物語からも女に気をつけろという教訓を強引に持ち出してくるのは自虐でしかなく、この点に関しては太宰らしい。「新釈諸国噺」は井原西鶴の諸作品を下敷きに書かれている。一見、通ずる所のなさそうな両者だと思ったが、意外な嵌まり具合に驚いた。太宰が西鶴にかなり影響を受けているのではないかとさえ思う。「お伽草子」の軽妙な文体は、この作品を書きあげたゆえの賜物だろう。2013/12/04

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