出版社内容情報
著者は「君あしたに去りぬ.ゆうべの心ちぢに何ぞ遥かなる……」の詩を引用し,作者の名をかくしてこれを明治の新体詩人の作といっても人は決して怪まないだろう,と述べている.蕪村をいち早く認めたのは子規だが,蕪村の中にみずみずしい浪曼性を見出したのが朔太郎であり,その評価は今もゆるぎない. (解説 山下一海)
内容説明
著者「君あしたに去りぬ。ゆうべの心ちぢに何ぞ遙かなる…」の詩を引用し、作者の名をかくしてこれを明治の新体詩人の作といっても人は決して怪しまないだろう、と本書の冒頭で述べている。蕪村をいち早く認めたのは子規だが、郷愁の詩人として、蕪村の中にみずみずしい浪漫性を見出したのが朔太郎(1886~1942)であり、その評価は今もゆるぎない。
目次
蕪村の俳句について
春の部
夏の部
秋の部
冬の部
春風馬堤曲
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