出版社内容情報
歌人として頓阿,浄弁,慶雲とともに和歌四天王の一人といわれていた兼好の生涯にわたる作歌を集める.「ちぎりをく花とならびのをかのへにあはれいくよの春をすぐさむ」など,やさしくなだらかな二条派風の私的人事詠を多く含み,彼の生活,心情,対人関係をうかがう上での貴重な一書といわれる.初句,集名,人名,地名,年号索引を付す.
歌人として頓阿,浄弁,慶雲とともに和歌四天王の一人といわれていた兼好の生涯にわたる作歌を集める.「ちぎりをく花とならびのをかのへにあはれいくよの春をすぐさむ」など,やさしくなだらかな二条派風の私的人事詠を多く含み,彼の生活,心情,対人関係をうかがう上での貴重な一書といわれる.初句,集名,人名,地名,年号索引を付す.