新日本古典文学大系 〈43〉 保元物語 栃木孝惟

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  • サイズ A5判/ページ数 614p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784002400433
  • NDC分類 918
  • Cコード C0391

出版社内容情報

中世の幕明けとなった保元・平治の乱,そして鎌倉初期の公武の対決,承久の変.敗者の運命と滅びの悲劇を,哀切なまでに描く軍記物語の代表作.最も古い様態を伝える本文が,内乱の全体像をいきいきと伝える.

内容説明

「武者の世」の到来をつげる争乱。その顛末と滅びゆくものの悲劇を描く軍記物語の代表作3篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

syaori

20
『承久記』のみ。付録として人物一覧が付いていて助かります。承久の乱の前後を描いていて、後堀川天皇の世になり西園寺公経が華やいで終わるのが時代が変わったことを思わせます。軍記物としては合戦描写が少ないのが残念なのですが、鎌倉武士たちの、小林秀雄が「傍若無人の無邪気さ」「気持ちのよい無頓着さ」といったものは健在で、その辺が楽しみどころかなと思います。またこの本の底本の慈光寺本では北条義時が野心家で院に対して割に強気に出ているのですが、このくらいのほうが京と鎌倉の権力の綱引き感が出ていてよかったと思いました。2016/08/12

keint

3
承久記のみ読んだ。2019/12/05

ごろごろりん

0
『承久記』(慈光寺本)【注釈、読みがなあり】と『承久記』古活字本、関連資料『六代勝事記』、『吾妻鏡』(該当部分)を読みました。読んだというより字を追ったという感じです。注釈なし、読みがななし、小さい活字(6ポイントくらい)を読むのは厳しかったです。『承久記』(慈光寺本)は「解説」を読むと勝ち馬にのりたい武士のありさまや北条義時が戦に勝ち「どうだ!」的な態度をとったことが書かれており、当時の人の本音、あるいは京の人からみた関東(鎌倉)武士のありさまが書かれていると思います。2023/01/20

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