漱石全集〈第16巻〉評論ほか

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  • サイズ B6判/ページ数 833p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000918169
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

近代日本人の精神的支柱でありつづけた漱石の文業は,今も強く私たちにはたらきかけてくる力を持っています.先の見えない閉塞感にとらわれがちな今,漱石から学ぶべきものは決して少なくありません.1993年に刊行を開始した新しい『漱石全集』をより充実させ,ここに再刊します.

目次

愚見数則
人生
不言之言
小羊物語に題す十句―小松武治訳『沙翁物語集』序
序(浦瀬白雨訳『ウォルヅヲォスの詩』序)
序(『吾輩ハ猫デアル』(上編)自序)
猫の広告文
序(『漾虚集』自序)
序(『吾輩ハ猫デアル』中編自序)
序(『鶉籠』自序)
作物の批評〔ほか〕

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

風に吹かれて

17
これからも折に触れ読み返したいと思うのは『私の個人主義』だ。自己本位は自分「だけ」本位のことではなくて、自分以外の人々の自己本位もしっかり認め守ることを踏まえたうえでの自己本位だ。それは人と人との事だけではなく国のあり方にも欠かせないことだ。『点頭録』(大正五年一月一日~二十一日朝日新聞)で欧州戦争(第一次世界大戦)についての論評を行っている。主題はドイツの帝国主義である。➡2020/05/12

jasmine

0
講義テキスト//「私の個人主義」と、「点頭録」を読みました。どちらも漱石後年のものですが、特に「私の個人主義」を読むと、その前後に刊行された『こゝろ』や『道草』の登場人物たちに反映された漱石というものが見え隠れしているのが分かる様な気がします。2008/12/09

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