出版社内容情報
アリストテレスの現存する全著作を邦訳した本全集は,わが国第一線の研究者の10数年にわたる研鑽と協力により,1973年にいたってついに完成をみたものである.今回御要望に応え重版・刊行の運びとなった.〈第4次刊行〉
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィクトリー
1
哲学をするための「道具」としての言葉の分析を行なったもの。西洋論理学の基礎。カテゴリー論では単語の、命題論では命題=真偽のある文章の、そして分析論前・後書では命題を組合せた推論の分析をしている。前二者は量も少なく、あまり大した事は書いていない。この本のメインは分析論であろう。前書で有名な三段論法を扱っているのだが、私は様相論の辺りから理解があやしくなってきた。「必然的に~なる」と「全て~なる」を区別する必要が理解出来ないのだが、これは今の論理学でもある様なので、単に私の頭の問題らしいorz。2013/03/29
syokou
0
カテゴリー論、命題論、分析論前書、後書の四タイトルが含まれている。古代形式論理学を再読することでさらに理解を深めることができる2013/03/17