鏡花小説・戯曲選 〈第12巻〉 戯曲篇 2

鏡花小説・戯曲選 〈第12巻〉 戯曲篇 2

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 547p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000906029
  • Cコード C0393

出版社内容情報

日本最大の浪漫作家といわれる泉鏡花の文学は,「日本語の達し得る最高の表現」とも称される.その作品は幻想的で艶麗な妖しい魅力で読者の心を捉えて放さない.名作60篇を選び抜き,新しい観点からの解説を付す.〈第2次刊行〉

内容説明

鏡花劇の極致―幻想劇“天守物語”。若き鷹匠図書之助と天守夫人富姫の絢爛たる恋物語。近代戯曲史上の絶品と称される。他に新派劇の名作「日本橋」等。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井月 奎(いづき けい)

1
「天守物語」を再読。いやあ最高です。 この物語の主人公、富姫とその妹分の亀姫、そして「夜叉ヶ池」の雪姫(この物語にも名前だけでてきます)は俺の中で、鏡花キャッツアイでして、もうこの世と言わずあの世と言わず大暴れします。 特に富姫はもう『24』の、あのジャック・バウアーも顔負けのマッチポンプで、そうかと思えば、オノマトペと静かな歌が逢魔が時の先の世界へ誘ってくれます。 泉鏡花の世界に身を委ねる快感は他に変えられないものです。2015/05/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/2441419
  • ご注意事項