出版社内容情報
21世紀における世界の憲法の現状を概説した最新のテキスト.グローバル化や多文化主義の潮流のもと「国民国家」や「人権」概念が揺らぎ,転換期を迎える各国の動向をダイナミックに捉える.日本国憲法への理解が深まる1冊.
内容説明
21世紀における世界各国の憲法の現状を概説した比較憲法の新しいテキスト。グローバル化や多文化主義の潮流のもと「国民国家」や「人権の普遍性」などの概念が揺らぎ、転換期を迎えつつある各国の動向をダイナミックに捉え、基本原理に即して相互に比較検討する。日本の憲法学説、憲法問題にも絶えず立ち返って説明がなされているので、日本国憲法への理解を深める上でも役に立つ。
目次
1 比較憲法の方法
2 近代憲法の成立と展開(17世紀‐20世紀前半)
3 現代憲法の展開(20世紀後半以降)
4 非西欧諸国の憲法
5 現代憲法下の人権保障
6 現代憲法下の統治構造
7 地方行政と住民投票
8 司法制度と違憲審査
9 21世紀の憲法課題