内容説明
過去20~30年間に経済・政治・文化・イデオロギー・環境などさまざまな側面で社会はこれまでにないスピードで変化を遂げた。その変化のプロセスの多様性を表す言葉として登場した「グローバリゼーション」は、しかし明瞭な輪郭をもたないまま浸透し、混乱もみられる。本書は社会全体を包み込む多元的なプロセスとしてグローバリゼーションを捉える一方で、各分野の状況を整理し、グローバリゼーション肯定論・否定論をまじえて包括的に検討する。
目次
1 グローバリゼーション 概念をめぐる論争
2 グローバリゼーションは新しい現象か
3 グローバリゼーションの経済的次元
4 グローバリゼーションの政治的次元
5 グローバリゼーションの文化的次元
6 グローバリゼーションのイデオロギー的次元
7 グローバリズムに対する異議
8 グローバリゼーションの未来を評価する
著者等紹介
スティーガー,マンフレッド・B.[スティーガー,マンフレッドB.][Steger,Manfred B.]
イリノイ州立大学政治学/行政学教授、ハワイ=マノア大学グローバリゼーション・リサーチ・センター研究員
桜井公人[サクライキミヒト]
1957年生れ。立教大学教授。国際政治経済学
桜井純理[サクライジュンリ]
1963年生れ。現在、立命館大学非常勤講師。労働社会学
高嶋正晴[タカシママサハル]
1969年生れ。現在、下関市立大学助教授。政治経済学、社会学
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