出版社内容情報
現代哲学の潮流は1960年代以降大きく変貌した.本書はドイツにおけるその動向を概観し,超越論哲学,現象学と解釈学,言語行為論と批判的合理主義など,代表的哲学の核心をついた論考を集成し,その変貌をたどる.
内容説明
現代哲学の潮流は1960年代以降大きく変貌した。ことにドイツでは、伝統的哲学の文脈に依拠しながらも、現代の問いに真に対応しうる哲学の復権が企図された。本書は60年代以降の動向を概観し、超越論哲学、現象学と解釈学、言語行為論と批判的合理主義など、代表的哲学の核心をついた論考を集成し、その変貌をたどる。
目次
1 現代哲学の問題構制―西ドイツ1960‐1977年
2 思惟の省察―超越論的哲学
3 哲学の現在―構造存在論
4 理解の循環について―哲学的解釈学
5 知識の根本的基礎づけ―超越論的遂行論と批判的合理主義