評伝 北一輝〈5〉北一輝伝説

評伝 北一輝〈5〉北一輝伝説

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  • サイズ B6判/ページ数 293,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000264808
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

出版社内容情報

1960年代半ば,一人の学生がある国賊の足跡をたずねて,佐渡をめぐっていた.以来30年余の史料博捜と研鑽をへて,国賊北一輝の独自な思想と順逆不二の奔放な人間像が全5巻2500枚に結実した.日本近代史上最も危険な思想家の生涯を読み解くことは,現代の混迷から脱却するための緊急の課題でもある.

内容説明

いや、私はやめておきましょう―北一輝は処刑にあたって、西田税の「私たちも天皇陛下万歳を唱えましょうか」との問いに答えた。一九三七年八月十九日午前五時五十分銃殺。享年五十四歳、戒名経国院大光一輝居士。棺を蓋いて未だ事定まらぬその生涯と思想を追い続けた著者三十年余の史料博捜と研鑽の成果、全五巻三千枚、ここに完結。

目次

1 北一輝の二・二六事件(栗原安秀の登場;真崎甚三郎と磯部浅一;蹶起前夜;雪の二・二六 ほか)
2 北一輝伝説(大いなる影;虚実いり乱れて;革命伝説)

著者等紹介

松本健一[マツモトケンイチ]
1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。評論家、麗沢大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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denden

1
226首魁と言われる北一輝の思想と人生、その子供たち、その後の思想的影響の3部からなる構成。先に読んだ豊田穣の著作に本著の盗用じゃないのか?とも思える部分が有り驚くが、著書としては松本作のほうが先であろう。識者の指摘が欲しい。内容的にも松本作の方が出来がよく信頼でき読みも深い。獄中や取調べの段の北の去就発言などもよく調べてあり興味が尽きない。巷では北を左翼に仕立てた書と言われることもある本著だが、それは言い掛かりに過ぎないだろう。最終段、三島論は面白く必読。三島には北への嫉妬心があったのではと思えてきた。2018/06/30

R

0
危険思想家だが、あの当時にして考えてることは斬新。2011/09/16

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