評伝 北一輝〈3〉中国ナショナリズムのただなかへ

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  • サイズ B6判/ページ数 306p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000264785
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0023

出版社内容情報

渾身の大著発禁.社会主義者北一輝は,きたるべき中国革命への資金調達に奔走.28歳,辛亥革命勃発を機に大陸に渡り,上海,武漢,南京を奔走.同志宋教仁が暗殺され,失意のうちに国外退去.日本国家改造の構想に着手する.

内容説明

天皇ヲ奉ジテ速カニ国家改造ノ根基ヲ完ウセザルベカラズ―明治四十四年、二十八歳の北は革命の中国大陸に渡り、上海、武漢、南京を奔走。同志宋教仁が暗殺され、失意のうちに国外退去となる。しかし、排日の叫び渦巻く上海の客舎で、断食と法華経読誦の日々に書かれた『日本改造法案大綱』が、内外の社会不安を背景に青年将校たちの危機意識を捉えた。

目次

第1章 辛亥革命の渦中へ
第2章 宋教仁との再会
第3章 南京臨時政府の樹立
第4章 中華民国の成立
第5章 清朝の終焉
第6章 日本革命への反転
第7章 『日本改造法案大綱』

著者等紹介

松本健一[マツモトケンイチ]
1946年群馬県生まれ。東京大学経済学部卒業。評論家、麗沢大学教授
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