フランスにおけるファシズムの形成 - ブーランジスムからフェソーまで

フランスにおけるファシズムの形成 - ブーランジスムからフェソーまで

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  • サイズ A5判/ページ数 390,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000246019
  • NDC分類 311.8
  • Cコード C3022

出版社内容情報

理性と啓蒙の国に自生したファシズムとは,どのようなものであったのか.19世紀末のブーランジスムから1920年代後半のフェソー運動までをあとづけつつ,フランスにおけるファシズム形成の理路を明らかにする.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

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思想としてのファシズム論。バレスとその後継者テータンジェは、自我を国民に重ねることで近代とは別の個人を唱え、大衆を闘争へ誘おうとした。モーラスは家族や国民を単位とする自然秩序の上に君主制を説き、ソレルは労働組合の自律のもと大衆をベルグソンの純粋持続やニーチェの英雄行動へと導く。モーラスの完全ナショナリズムにソレルの革命的サンディカリズムを融合させたヴァロワ…彼の、労働を組織し戦争に勝ち抜こうとする理論が最もファシズム的に思えた。これら西洋ファシズムの底に流れる非理性やニヒリズムって、日本ではどうなってる?2020/05/06

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