政治家とリーダーシップ―ポピュリズムを超えて

政治家とリーダーシップ―ポピュリズムを超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000236249
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0031

出版社内容情報

いま指導者の条件とは何なのか.小泉首相のリーダーシップから,ポピュリズム論,米国同時テロ事件にいたるまでを,歴史のなかに位置づけ,21世紀の国際関係の視点から明らかにする.はたして「文明の対話」は可能なのか.

内容説明

米国同時多発テロル事件をめぐっては、あらゆる国のさまざまな政治家が発言し、行動を起こしている。それでは、指導者の条件とは何なのか。はたして「文明の対話」は可能なのか。小泉首相のリーダーシップから、ポピュリズム論、イスラーム問題にいたるまでを、歴史のなかに位置付け、21世紀の国際関係の視点から明らかにする。

目次

序章 指導者と教養とポピュリズム―判断力を培う
第1章 指導者における総合力と大局観―歴史に学ぶ
第2章 リーダーシップの条件―外相と外交官の場合
第3章 文明の対話と日本―衝突とテロルを超えて
終章 ポピュリズムを超えて―教育の刷新

著者等紹介

山内昌之[ヤマウチマサユキ]
1947年生まれ。北海道大学文学部卒業。カイロ大学客員助教授、ハーバード大学客員研究員などを経て、現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。学術博士
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

20
13年前の本。 官僚制の疲弊の背後にあるのは、 高度成長を達成した日本社会の 構造的な疲労や腐朽と無関係で はない(6頁)。 指導者にとっての教養とは、 判断に必要な総合力と大局観 をはぐくむ基礎のことである (49頁)。 そのためには書物も重要(50頁)。 物事を考え、別の筋道を示す余裕と 幅(51頁)。 和漢洋の教養から普遍的要素を抽出し、 対応して議論を進める(52頁)。 2014/11/05

渓流

1
広範な教養に裏打ちされたリーダーのあり方を説いて中々。1年前、琴線に触れずと書いたが、実行力の微塵もない口舌ばかりの政治屋の言葉を聞く昨今、考えさせられる言説であった。2012/12/06

渓流

0
リベラルアーツ、日本語としては「教養」、この重要性を指摘した序章の“指導者と教養とポピュリズム”読み応えがあった。目先の問題解決にはとんと役に立たない教養が如何に骨太の人生哲学を育むかそのことに改めて思いを致した。小賢しい目先の技術に走る小政治家どもよ、ちょっとは、古今の大分の古典をひも解いて研鑽を積めよと言いたいぐらい、奴らは寸暇を惜しんで、軽薄な井戸端会議のテレビに出たがる。彼らに経綸の欠片もないのも至極もっとも。この序章を読んでその思い又新たになった。後の章、駄作とは言わないが、私の琴線には触れず。2011/03/17

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