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出版社内容情報
人と人とのふれあいがあればこそ、「ひと言」に込められた想いが伝わり、絆が深まる――どんな品物よりも、大切な贈り物として、胸の奥底で輝く「ひと言」とは? 各界で活躍中の四八人が、人生の様ざまな場面で出会った言葉をエッセイに綴る。好評既刊『忘れられない、あのひと言』、『こころに響いた、あのひと言』に続く第三弾!/
内容説明
どんな高価な品物よりも、かけがえのない贈り物として、いつまでも胸の奥底で輝くひと言がある―。各界で活躍中の四八人が、人生の様ざまな場面で出会ったひと言をエッセイに綴りました。人とのふれあいがあればこそ、言葉に込められた想いが伝わり、絆が深まるもの。四八編のエッセイは、読む人のこころも揺さぶることでしょう。好評既刊『忘れられない、あのひと言』、『こころに響いた、あのひと言』に続く第三弾。
目次
「役者は待つのが仕事」(室井滋)
「あなたが羨ましい」(有栖川有栖)
「お前に任せた。打って行け!」(北村晴男)
「お前は三平兄さんのようにはなれない」(林家正蔵)
「熱心にやることは、誰にでもできる」(香山リカ)
「良かった、会えて」(田部井淳子)
「思えば出る」(吉行和子)
「皆さんによろしく伝えてくださいね」(保阪正康)
「希望を書かなければだめだ」(角田光代)
「キミは聖徳太子みたいですねぇ」(やくみつる)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
13
正直誰だか分からない人が結構いる・・・・・。けれど、誰の人生にも悩みがあって誰かの言葉に救われる時がある。言葉って凄い。そして、言葉って怖い。2015/12/09
なおみ703♪
9
香山リカ「無責任なやりすぎはダメ。熱心にやることは誰にでもできる。大事なのはセーブすることなんだ」角田光代「救いはないと断じるなんてかんたんなことだ。そこからなんとかして信じられる救いをつかみだす、そういう小説こそ力を持ち得るのではないか。希望を書かなければだめだ」向田和子「声を出して読んでごらん(姉、邦子の言葉)」(声を出すことで、距離感がもてる、冷静になる、客観的に物事をとらえられる。対象となる文章によっても、さまざまに変化して異なった感覚、気付きをもたらす」2018/12/30
ダンスにホン!ころりん
4
20120216第1刷発行 150215読了 向田邦子さんの『声に出して読んでごらん』 児玉清さんの気配りと『安定を求めるから不安定になる。もともと不安定なものだと思えば、それを安定させればいいだけ』 は特に好き2015/02/15
南太平洋
2
目次に書かれているたくさんの「ひと言」。それぞれの言葉はごくありふれていて特別なものではないが、ある人の人生の絶妙なタイミングで出会うとそれはその人の生き方を変える大切な「ひと言」になる。私にもそんな「ひと言」があったかもしれない。執筆を依頼されたつもりで、考えてみたくなった。2012/07/06
Miki Kaneda
1
多くの人たちが挙げた「ひと言」が胸を打った。 数例を挙げると、「あんたが幸せやったらええんやで」河瀬直美、「世界のために働け」村井純、「声を出して読んでごらん」向田和子、「遊びなんだからちゃんとやれ」吉田正樹、「アイ・ラブ・ユー」山田太一、「不安定なものだと思え」宮本隆治、「自分の手を信じなさい」森下典子、「福島でオリンピックをやる!」日比野克彦…ほか。 2013/05/15