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『キング』の時代―国民大衆雑誌の公共性

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  • サイズ B6判/ページ数 462p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784000225175
  • NDC分類 051
  • Cコード C0036

出版社内容情報

日本初の100万部を達成し,「雑誌の黄金時代」を築いた伝説的雑誌『キング』―この熱狂的な支持を受けた「国民大衆雑誌」の意味を,それが実現した公共性の視座から近代日本史に位置づけ直し解明する.参加=動員のメディア史.

内容説明

日本初の百万部を達成し、「雑誌の黄金時代」を築いた伝説的雑誌『キング』―この熱狂的な支持を受けた「国民大衆雑誌」の意味を同時代のメディア環境全体のなかで捉え直し、『キング』と講談社文化の役割を、それが実現した公共性の視座から解明する。近代日本における参加=動員のメディア史。

目次

1 講談社文化と大衆的公共圏
2 『キング』の二つの身体―野間清治と大日本雄弁会講談社
3 「ラジオ的雑誌」の同調機能一九二五‐一九三二年
4 「トーキー的雑誌」と劇場的公共性―一九三三‐一九三九年
5 『キング=富士』のファシスト的公共性―一九四〇‐一九四五年
結 国民雑誌の戦後―一九四五‐一九五七年

著者等紹介

佐藤卓己[サトウタクミ]
1960年生まれ。京都大学博士(文学)。現在、京都大学大学院教育学研究科准教授。『『キング』の時代―国民大衆雑誌の公共性』によりサントリー学芸賞、日本出版学会賞を受賞。著書に『言論統制―情報官・鈴木庫三と教育の国防国家』(中公新書、2004年、吉田茂賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イリエ

3
ちょっと、読みにくいっすね。近代メディアの歴史を「キング」という雑誌から読み解く本。ラジオや映画、テレビが出てくるあたりの動きが興味深かったです。2017/04/29

ぽん教授(非実在系)

2
国民全体に公共圏を提供した雑誌『キング』について、その成功と衰退を描き出す。大衆社会論、講談社文化と岩波文化の連続性、ファシズム的公共性という現代社会の特徴をこれでもかと見せつけるが、講談社を作った野間清治という人物の自画自賛的ナルシストぶりはそのままスティーブ・ジョブズを見ているようでまさに大衆が求めている人物である。かくして大衆は熱狂する、を体現したものがキングであり、その魅力は帝大旧制高校生というインテリであっても逃れられない強力なものであったのである。2015/06/07

Lulo

1
分厚く骨もあったのでやや飛ばし読みだが、キングを交えて戦前史をさらえた感がよかった。ラジオとの関連、トーキーとの関連も面白かったし、言われてみれば確かに細分化の逆を行くのも面白い。まだ私自身に批判できるだけの知識がないのもあるが、総じてしっかりした論調だったと思う。1番最後の與那覇さんの、最新の文化について具体的に考える視点にちょっとグッときて、この人の本も読んでみたいと思った。2020/08/17

のの

1
講談社とキングについて書かれた前半とわ雑誌研究とラジオやテレビの関係について記した後半の二部構成。ラジオとかの研究について気になる。2014/06/19

トックン

0
大日本雄弁会講談社からファシズムを考える。講談社刊『キング』は二つの危機(WW1戦後&関東大震災後)の時代の1923年頃の産物。30年代になり円本ブームも陰りを見せ始めた大正の時代に立身出世主義の野間清治により新たな教養として『キング』は大衆に読まれ、知識人からは煙たがれた。蔵原・丸山の天皇制=ファシズム図式ではなく大衆雑誌から国民nationが錬成された足跡を追う。国民作家=吉川英治やラジオ(楽耳王)的紙面の工夫、映画やtvへの目配せにより、ビルドゥングを促す。初期は農村で戦後は都市で読まれた事も重要。2017/07/11

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