岩波講座 日本文学史〈第6巻〉15・16世紀の文学

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  • サイズ A5判/ページ数 358p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000106764
  • NDC分類 910.2
  • Cコード C0391

出版社内容情報

文学の誕生から20世紀にいたるまで,千年の余にわたって脈々と受け継がれてきた文学的営為を今日的視点から幅広い視野のもと叙述する.口承文学,アイヌの文学,琉球・沖縄の文学まで,日本文学を総合的にとらえ,最新の研究成果を集約.第一線の執筆者233氏の協力のもと,新たなる文学史像を提示.ご要望に応えての再刊.

目次

物語草子の世界
能の成立と展開
狂言の形成と展開
内乱期の史論と文学
唱導と語り物
連歌の流れ
禅林の文学とその周辺
女房文学のゆくえ
地方の文化と文学
都市の「職人」と文学〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みか

5
本書は複数の論者が寄稿している。徳田和夫「物語草子の世界」が興味深かった。 「お伽草子」をそれまでの公家の恋愛物語と比較し、なぜそのような<物語の変貌>が起こったのかについて、お伽草子の成立基盤や、15・16世紀の人々の生活から考察し、「お伽草子」の物語史上における意義を論じている。 徳田は、お伽草子の特徴を「登場人物の多様化」にあると論じている。お伽草子では、主人公を貴族だけでなく、武士、僧侶、庶民が務めている。そのため、公家の恋愛物語では描かれなかった新しいテーマが創造され、2007/05/21

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