岩波講座 日本通史〈第6巻〉古代(5)

岩波講座 日本通史〈第6巻〉古代(5)

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  • サイズ A5判/ページ数 360p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000105569
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

原始古代から現代まで,日本列島とその周辺地域を舞台として繰り広げられた歴史の全過程を,一貫した方針のもとに叙述する.これまでの日本史像や日本文化観に大きな転換を迫る注目すべき業績をもれなく集約し,世界史的大転換期にふさわしい,鋭敏な現実感覚に根ざした新しい日本史の全体像を提示する.ご要望に応え再刊.

目次

通史(10‐11世紀の日本―摂関政治)
論説(平安貴族の生活と意識;日宋貿易関係の展開;収取体系の転換;国衙と武士;古代の家族と女性)
文化論(王朝の美意識と造形)
特論(古代の書と文章;古代人の通過儀礼;グスクの発生)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

africo

3
通史部分は10-11世紀が対象だが、それより各論部分の義江明子「古代の家族と女性」が特に良い。戸籍の分析による女性の位置づけ、祭田神事の分析による女性と村落経営の関わり、首長層女性の分析による所有権・経営権の検討と、律令制下の女性の位置づけの検討がなされており、コンパクトな研究史の整理や、検討の過程が筋道立てて論述されていて読みやすい。30年近く前の本なので女性史のような分野の研究状況はガラリと変わっているだろうが、分野的にも特に現代の問題関心に引き付けやすく、今後追いかけてみる価値が大きそうだ。2021/09/07

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