目次
序 どうして空気が汚れるのか
第1章 大気汚染の歴史
第2章 空気は今どれくらい汚れているか
第3章 大気汚染は体にどのような被害をもたらすのか
第4章 どうすればいいのか
著者等紹介
菱田一雄[ヒシダカズオ]
1926年生れ。1948年東京工業大学・専門部化学工業科卒業。元・東京都環境保全局主幹(部長級)。現在、菱田環境計画事務所所長、中国科学院顧問一号。国連環境計画よりグローバル500受賞。天皇より「銀杯」賜与
嵯峨井勝[サガイマサル]
1943年生れ。1972年北海道大学大学院・薬学研究科博士課程修了。元・環境庁国立環境研究所総合研究官、元・筑波大学連携大学院社会医学系・併任教授。青森県立保健大学健康学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kubottar
21
空気が汚い。しかし日本は工業大国を目指して実現した以上、どうしようもない問題かもしれない。それに昨今、若者の車離れと嘆く声も多いがこういう本を読むと若者は正しい選択をしているのではないかと思う。2016/09/06
壱萬弐仟縁
5
SPM(浮遊状粒子物質 7頁)は前から知っていたが、昨今のPM2.5の問題も新たに浮上し、必読文献かと思う。ディーゼル車からの排ガスが主犯とも(28頁~)。最近ではクリーンディーゼルの技術も出てきたが、それでもまだ年式の古いのは走ってるので安心はできない。見えない汚れが、肺の中に入るのがPM2.5のようなので、新たな問題に対応しなければならない。呼吸器系の病気が心配される。結局、中国に進出した日本企業も産業空洞化ゆえに大気汚染の責任はあるだろう。東電福一原発からの汚染と合わせて、健康の責任が問われる時代。2013/03/13