岩波ブックレット
八ッ場ダムは止まるか―首都圏最後の巨大ダム計画

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  • サイズ A5判/ページ数 65,3/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000093446
  • NDC分類 517.7
  • Cコード C0336

目次

第1章 八ッ場ダム現地の“いま”
第2章 八ッ場ダムは本当に必要か
第3章 ダムが破壊する自然と人々の暮らし
第4章 浅間山の下流にダムを造るとどうなるか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tomatobook

3
主に「東京の水を考える会」のメンバー島津暉之氏の講演内容をまとめたもの。1952年夏、村民に一方的に告げられた八ッ場ダム計画。事業費4600億円は国税と(利根川流域の1都5県)地方税が充てられる。水道料金には跳ね返らないので実感しづらい。ダムには治水・利水目的がある。上流から流れ込む土砂がダムに堆積するので永久使用はできない。2023/02/01

りっちー

3
複数の方が八ッ場ダムについて検証したお話。 おおむね反対意見。 現在は建設してしまっているうえ、膨大な費用も掛かってしまった。古い本なので、当時、どんなふうに考えていたかが分かり、参考になった。2019/10/31

Kiyotaka Mukaida

0
薄い本ではあるが八ッ場ダムの建設の経緯や反対運動の根拠が分かりやすくまとめられている。しかし、反対派の側から書かれているようなので逆からの視点も見なければ中立には見れない様だ。この本から10年経過し、本体工事が進む現状をどのように筆者は見ているだろうか。2016/11/23

ぴろし

0
蔵書印ぽち。2015/02/08

壱萬弐仟縁

0
半世紀に及ぶダム建設問題の深刻さが理解される一冊。補償金で住民をアメで釣る仕方は原発に似ている。日本のODAで東南アジアのダム開発を巡っても現地人から補償が求められるという構図は変わらない。利根川上流におけるダムへの賛否は、つくる、つくらない、と、大臣の発言でも右往左往したのは記憶に新しい。維持費としての砂をどけるコストも考える必要があるが、事業費は漸減で、コストは漸増だから、支出増でやっていけなくなるのは見えている。来年3月末で財務省は1000兆円を超える借金を推計している今、無駄を削ぐことは必要だ。2012/07/28

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