出版社内容情報
アジア・太平洋戦争末期のフィリピンで1人の学徒兵が詠み続けた短歌には,飢えに苦しみ,死と向き合う戦場の実相が写し取られていた.地獄のような戦場から生還した学徒兵へのインタビューと戦場詠を通して戦争の本質に迫る.
目次
リンガエン湾にて
「修羅と餓鬼」を生きて(高野山;学徒出陣;輸送船;マニラ湾;転進命令;最前線)
土地の声
著者等紹介
沢田猛[サワダタケシ]
1948年東京都生まれ。1975年毎日新聞社に入社。静岡支局を振り出しに、東京本社整理本部、西部本社(北九州市)整理部、東京本社学芸部、生活家庭部などを経て、現在、社会部編集委員。主な著書に『黒い肺』(未来社)=JCJ“日本ジャーナリスト会議”奨励賞=などがある
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