岩波ブックレット
現代のテロリズム

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  • サイズ A5判/ページ数 56p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000092562
  • NDC分類 316.4
  • Cコード C0336

出版社内容情報

米国の同時多発テロ,そしてバイオテロではないかと言われている炭そ菌事件….なぜ,世界でテロが起こるようになったのか.テロリズムは過去から現在へと,どのように形を変えてきているのか.そしてテロをなくすにはどうしたらいいのか.

目次

はじめに 二〇〇一年九月十一日同時多発テロを考える
テロリズムとは何か(テロリズムの「定義」;政治的暴力としてのテロ ほか)
テロリズムの変遷(反体制テロリズム;ナショナリズム、分離・独立運動とテロリズム ほか)
現代テロリズムを克服するには(冷戦構造の崩壊がもたらしたもの;グローバル・メディア時代のテロリズム ほか)

著者等紹介

首藤信彦[ストウノブヒコ]
1945年旧満州大連生まれ。慶応義塾大学大学院博士課程修了。東海大学平和戦略国際研究所教授。専門は、危機管理、平和再建、紛争予防、民主化支援。2000年6月より衆議院議員。また、紛争予防、地雷小火器問題、民主化支援のNGO「インターバンド」、市民からの政策提言をおこなう「市民政策バンド」、そして「アフリカ平和再建委員会」を主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

那由田 忠

11
9.11テロを取り上げながら、それまでのいろいろなテロの概要について述べている。薄い本だから個々の事件について詳しく書かれていないので、初心者の人には分かりやすいようで十分分からないだろうなと思った。いまのイスラム国などの国際テロの広がりを考えると、これだけでは全く分からないのは仕方ない。アフガンの歴史について詳しく書かれていないので、9.11への報復としてのアフガン戦争が大量の難民を出したかと読めてしまう点に問題を感じた。2015/12/20

samandabadra

2
筆者がこのような研究を始めたきっかけの出来事ほか、テロリズムと呼ばれるものに関する議論、そして平和をどう求めていくかへの理解が、コンパクトに整理されていて、わかりやすかった。2011/10/11

ぼけみあん@ARIA6人娘さんが好き

2
下手な<1冊で分かる>と題したシリーズの類書より、こちらの方が余程分かりやすい。少ないながら参考文献も挙げられているし、10年前のものであることを除けば何も問題はない。充分に参考になる。2010/11/27

新橋九段

1
9.11に至るまでのテロとそれからのテロがわかりやすく解説してあり、薄いのでとっつきやすい。参考文献も記されているから、その後の勉強にも役立つ、初心者向きの一冊。2013/11/21

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