出版社内容情報
大学生の学力低下の指摘に端を発した学力問題論議は,さまざまなレベルで混乱を深めている.ゆとり教育の悪弊か,実際に学力は落ちているのか,そもそも何を指標に議論されているのか.学力論議のもつれを解く.
目次
混乱する学力問題
2 学力の実態―何が問題か
3 危機の背景―「学力神話」の崩壊
4 「基礎学力」の復古主義をどう克服するか
5 習熟度別指導、少人数指導は有効か
6 子どもの「学び」を支えるために
著者等紹介
佐藤学[サトウマナブ]
1951年広島県生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。東京大学大学院教育学研究科教授。教育方法学。子どもの学びを中心に据え、内外の実践から得た知見と理論をバックに実際の授業改革・学校改革に参画、訪問した学校は数千校を数える。各地で「現場のことを良く知っている研究者」として教師の信頼も厚い
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