内容説明
本書は茫曄撰、李賢注『後漢書』に訓読と注釈を施したものである。
目次
列伝六十六 循吏列伝第六十六
列伝六十七 酷吏列伝第六十七
列伝六十八 宦者列伝第六十八
列伝六十九上 儒林列伝第六十九上
列伝六十九下 儒林列伝第六十九下
列伝七十上 文苑列伝第七十上
列伝七十下 文苑列伝第七十下
列伝七十一 独行列伝第七十一
列伝七十二上 方術列伝第七十二上
列伝七十二下 方術列伝第七十二下
列伝七十三 逸民列伝第七十三
列伝七十四 列女伝第七十四
感想・レビュー
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BIN
7
列伝7は能吏、宦官、儒者、文人、方術師、隠士、列女の列伝集。酷吏とあるが前漢に比べたらかわいいもんです。文人で章帝より天下無双と謳われた黄香という人物が居たり、(読んでる限り言い過ぎな気が)、呉が好きな人はちょっと反応してしまう侯瑾、字が子瑜という人物が居た。隠士としては光武帝のマブダチだった厳光が居て、不遜な態度を取って近臣達は怒り狂うも光武帝は笑って、むしろ巫山戯ているあたり度量を感じる。列女伝では漢書を完成させた班昭に詳しい。娘達に妻としての心得集「女誡」を与えており、その内容は現代人には厳しい。2017/11/19