出版社内容情報
中国最初の仏教信者として知られる楚(そ)王英(えい),「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の故事で知られる班超(はんちょう),『論衡』の著者王充,『潜夫論』の王符など,多士済々の列伝32から43まで.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
5
列伝4冊目の白眉はやはり班超。西域を制覇しまくってる中、帰還命令が下るも政情不安定につき帰んないでと地元民に言われて30年居続け、老いて郷土で死にたいと願い出て妹の班昭の手助けもあり帰ることができ、長安について数カ月後71才で亡くなる。息子の班勇もなかなかの人物。その他、曹操関連で三国志中で一瞬しか出てこない応劭、徐璆、橋玄と、袁紹や周瑜のご先祖様も登場。応劭は曹操の父である曹嵩を迎えに行くも曹嵩が陶謙に殺されてしまったので逃げていった人、徐璆は袁術の伝国璽を手に入れて曹操に届けた人です。2016/05/15