17・18世紀大旅行記叢書
新大陸赤道地方紀行〈上〉

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  • サイズ A5判/ページ数 526p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000088497
  • NDC分類 296.09
  • Cコード C0322

出版社内容情報

1799-1804年,オリノコ源流の探査をはじめ,熱帯アメリカを踏破すること1万5千キロ,国家の後ろ盾なしに一個人が跳んだこの空前絶後の事業は,地球の全体的・有機的な把握をめざす全く新しい試みだった.

内容説明

1799年から5年間、オリノコ源流の探査をはじめ、熱帯アメリカを踏破すること1万五千キロ、それは地球の全体的・有機的な把握をめざす全く新しい試みだった。

目次

諸準備‐機器‐スペインからの出帆‐カナリア諸島への寄港
テネリフェから南アメリカ海岸までの航海‐トバゴ島踏査‐クマナ到着
第一次クマナ滞在‐マンサナレス川流域
アラヤ半島‐塩田‐サンティアゴ城塞の廃墟
ヌエバ・アンダルシアの山間部‐クマナコア渓谷‐ココヤル山の峰‐チャイマ族の布教村
カリペの僧院‐グアチャロの洞窟‐夜の鳥
カリペからの帰還‐サンタ・マリアの山と森‐カトゥアロの布教村‐カリアコ港
チャイマ族の身体的特徴と風習‐その言葉‐ヌエバ・アンダルシアの諸民族の系統‐コロンの見たパリアゴト族
第二次クマナ滞在‐地震‐驚異的彗星
クマナよりラ・グアイラまでの行程‐ヌエバ・バルセロナの丘‐コデラ岬‐ラ・グアイラからカラカスへの陸路
ベネズエラ諸州概観‐諸州の多用な特色‐カラカスの市街と谷‐気候
カラカス滞在‐市周辺の山地‐シリャ山頂踏査‐鉱脈の兆候

著者等紹介

ヴァイグル,エンゲルハルト[ヴァイグル,エンゲルハルト][Weigl,Engelhard]
1943年生。ハンブルク大学Ph.D(ドイツ文学)。アデレード大学ヨーロッパ研究科教授

大野英二郎[オオノエイジロウ]
1953年生。東京大学文学部仏語仏文学科卒。パリ第八大学第三課程博士号取得。フェリス女学院大学教授。フランス文学・思想専攻

荒木善太[アラキゼンタ]
1960年生。東京大学文学部仏語仏文学科卒。同大学大学院人文科学研究科博士号(文学)取得。青山学院大学助教授。フランス文学専攻
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感想・レビュー

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999

2
長かった。いつから読み始めたかも覚えてない。内容はけっこう面白かった。著者のフンボルトの意図を知るとああ、そうだったのかと合点がいく。多くの探検家の調査結果が調べた事柄の数値の報告だけに留まり、見てきた景観の美しさを十分に伝えていないのはもったいないことだと思っていた。や目にした景観の美しさを簡明に記すことで読者の目にもその風景を映そうとした試みなどとても面白かった。洞窟を抜けようとしている時に囲む壁を額縁に、出口の光を輝く絵画だと例えていた。土地や動植物、民族の言語や天文学など内容は多岐にわたる。2018/05/01

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