出版社内容情報
東西文明交流の中で日本美術はどのように創造されたのか.画期的な世紀割構成により,時代の文脈の中で美術をみつめ,美術の精神史を描く試み.個性ある記述,最新の知見と方法により,読者を日本美の世界へ楽しく誘うシリーズ.
内容説明
中国文化の周縁に位置する日本文化の個性とは何か、洗練された美の系譜に見られる「女性性」こそまさしくそれではないか?日本美の個性の原型が完成された平安・鎌倉期に、装飾性や風景表現の特性をさぐりながら論じる。
目次
1 障屏画の歴史―その意味と機能
2 古典美の時代
3 耽美の時代
4 多元的展開の始まり