ワイド版岩波文庫<br> 摘録 断腸亭日乗〈上〉

ワイド版岩波文庫
摘録 断腸亭日乗〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 460p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784000070218
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0395

出版社内容情報

永井荷風(1879-1959)は,38歳から79歳の死の直前まで,42年間にわたって日記を書きつづけた.「断腸亭」は荷風の別号,「日乗」は日記のこと.その全文からエッセンスを抄出して読みやすい形で提供する.

内容説明

永井荷風は三十八歳から七十九歳の死の直前まで四十二年間にわたって日記を書きつづけた。断腸亭は荷風の別号、日乗とは日記のこと、岩波版全集で約三千ページにのぼるその全文からエッセンスを抄出し読みやすい形で提供する。この壮絶な個人主義者はいかに生き、いかに時代を見つづけたか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ワッピー

7
荷風世界でも難度が高いと思っていた「断腸亭」日記は、作品と関連本の知識で、意外にすらすら進むことができた。1917年(大正6年)~36年(昭和11年)までの日記および渡米・渡仏時の記録を収録。偏奇館の暮らしを中心に、四季の変遷、天候、鳥の声、虫の音といった生活の周辺への視点と、交友・女性関連、出納関係、そして時事ネタあり、ワッピーがこれまで苦手としていた日本近代の空気が見えてきました。体調が悪いとぼやきつつ、連日外出してはお気に入りのスポットで外食、深夜帰りする荷風のタフネスを尊敬。(続きます)2018/08/17

yasu7777

3
★★★☆☆ 稲沢3307-35 2022/01/16

伊勢田和良

0
井荷風「断腸亭日乗 上下」を読みました。 38歳(大正6年)から79歳(昭和34年)の死の直前まで42年間の日記です。 ワイド版岩波文庫で900ページのボリュームです。 空襲、疎開の際にも肌身離さず持ち歩き、大切にしていました。 荷風の代表作で、その人となりと時代を知る上で貴重な資料です。 資産家の息子で若くして利子生活者となり、文壇での成功で金銭的に恵まれていました。 江戸趣味や花柳界での遊蕩、妾・愛人を囲って酒色と文芸に浸った生涯でした。 そのため家庭を持つのを嫌い、親戚づきあいもありません。 2014/07/07

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