内容説明
情報を工学の対象としてどう扱うか、本書は、情報通信と計算の技術をささえる理論について解説した教科書である。教育経験豊富な著者が、熟慮と推敲をかさね、円熟の筆致で書き上げた。情報の科学と技術の基本が、じっくり深く理解できる。本当の実力を養いたいと思う人にこそ、役立つテキストである。「岩波講座現代工学の基礎」からの単行本化。
目次
1 情報と通信の基礎
2 通信モデルと情報量
3 符号化
4 誤り検出、誤り訂正符号
5 論理回路と有限状態機械
6 プログラムと計算理論
7 アルゴリズムと計算複雑さ
8 コミュニケーションとコンピュテーションの融合
著者等紹介
稲垣康善[イナガキヤスヨシ]
1939年生まれ。名古屋大学名誉教授。愛知県立大学情報科学部・大学院情報科学研究科教授。専門は、コンピュテーション論、コミュニケーション論、ソフトウェア基礎論、自然言語処理(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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