内容説明
簡単な運動を例に、微分やベクトルを使って運動を記述することを学びます。さまざまな運動の方程式を解きながら、力学の基本法則を理解するとともに、微分を使って現象を表現し積分を使って解くという、物理全体でよく使われる方法を身につけていきます。座標や三角関数などよく使う数学概念もあわせて解説します。
目次
第1章 運動の記述―微分法(時間の関数として位置をあらわす;簡単な運動;微分法入門;微分法によって運動を見る)
第2章 平面の運動―ベクトル(平面上の位置の記述;ベクトル入門;三角関数の復習;平面の運動)
第3章 運動の法則―ニュートンの運動方程式(運動の法則;ニュートンの微分記法;次元・単位と次元解析)
第4章 運動方程式を解く―積分法(等加速度運動の方程式を解く;積分がわかれば微分方程式が解ける;2次元の等加速度運動;減衰運動―指数関数と対数関数)
第5章 さまざまな運動―周期運動(三角関数の微分;バネの運動を解く;2次元調和振動)
著者等紹介
十河清[ソゴウキヨシ]
1949年生まれ。1981年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。北里大学理学部助教授。理学博士。専門は数理物理学、統計力学
和達三樹[ワダチミキ]
1945年生まれ。1970年ニューヨーク州立大学大学院修了(Ph.D)。東京大学大学院理学系研究科教授。専門は理論物理学、とくに物性基礎論、統計力学
出口哲生[デグチテツオ]
1964年生まれ。1990年東京大学大学院理学系研究科博士課程退学。お茶の水女子大学理学部助教授。理学博士。専門は数理物理学、とくに物性基礎論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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