マイクロコンピュータの誕生―わが青春の4004

マイクロコンピュータの誕生―わが青春の4004

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  • サイズ A5判/ページ数 183p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000060219
  • NDC分類 548.2

出版社内容情報

世界最初のマイクロプロセッサ4004の開発には,日本人が深く関わっていた.その功績により1997年京都賞を受賞した著者が,マイクロコンピュータがどのように誕生し発展したのか,エピソードをまじえて熱っぽく語る.

内容説明

世界最初の4ビットのマイクロプロセッサ4004はアメリカのインテル社で開発されたが、その過程には日本人が深く関わっていた。まさにその当人である著者は、その後一世を風靡した8ビットのZ80をはじめ、Z8000などの設計・開発にたずさわった。このような体験をもとに、マイクロコンピュータがどのようにして誕生し、発展したのかを、エピソードをまじえて熱っぽく語る。

目次

1 マイクロコンピュータ誕生の背景
2 電卓用汎用LSIの開発
3 マイクロコンピュータのアイデアの出現
4 世界初のマイクロプロセッサ4004の設計と誕生
5 8080の開発
6 Z80の開発
7 Z8000の開発
8 これからのマイクロプロセッサ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

26
第一歌集「#計画者の一日」に、 英特爾(インテル)で #嶋正利(しままさとし)氏(し)活躍(かつやく)す計算器(しーぴーゆー)の夜明(よあ)けの時代(じだい)。という短歌を掲載させていただきました。#短歌 #tanka マイコンの誕生の渦中にいた方の話しを、マイコンの末端にいた自分が読んでも、臨場感あふれて、読み進んでいった。4ビットCPUから32ビットCPUまでの流れの中で、日本の技術者の多くの努力のうち、名前として残っている数少ない事例として貴重だ。今後も、活気のある開発が行われることを期待したい。2016/11/13

はるわか

6
世界初のマイクロプロセッサintel4004をインテルとともに設計した日本人の自伝。アメリカの半導体会社は量のメリットを追求すべく急成長を続ける日本の電卓ビジネスに非常に大きな希望を向けた。ビジコン社(日本)からインテル社へと渡米したが、まさかLSIの設計を自分たちがするとは夢にも思わなかった。自分たちの表現力やストーリーを作る能力の程度がアメリカ人と比較して非常に劣っていることが否応なしに自覚させられた。よいアイデアを持っていても表現力の欠如のためそのアイデアを生かしきれないことが身にしみた。2015/10/29

takao

1
ふむ2021/10/18

U-tan

1
計算機械技術史というのは,生物進化より優れて,素子・回路・システムの設計・製造・運用の進歩をそれぞれおいやすい.マイクロコンピュータのハード面でよい仕事をした著者の回顧と少しの展望.2014/11/26

kozawa

1
4004からZ8000にかけては本書は外せないのは当然だけど、ハードというかCPUに興味のない人に勧めようという気もあまり起こらないが。2010/12/08

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