日本経済史 〈3〉 開港と維新 梅村又次

日本経済史 〈3〉 開港と維新 梅村又次

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  • サイズ A5判/ページ数 342,/高さ 21X15cm
  • 商品コード 9784000034531
  • NDC分類 332.1
  • Cコード C0333

出版社内容情報

幕藩制成立期から高度成長の終焉に至る400年近くを一望に収める.歴史統計系列の整備,歴史人口学,物価史などの成果をおさえ,新しい問題意識と手法で近世・近現代日本の経済発展と構造変化を総合的に明らかにする.

内容説明

かつて「空白の四半世紀」と呼ばれたように、幕末・明治前期は経済史的に不明な部分が多い。本巻では、安政開国から松方デフレにいたる時期の激烈な制度変革と、在来産業再編を始めとする経済の実相を明らかにしようと試みる。歴史の「連続」と「断絶」を意識しつつ「近世」と「近代」を架橋し、明治維新とはどのような変革であったかを問う。

目次

1 概説1860―85年(幕末の再軍備;社会資本の形成;金融疎通)
2 明治国家の成立(産業化と独立と政治参加;往路の13年;復路の13年)
3 明治維新期の財政と通貨(幕末期の幕藩財政と通貨;維新政権と太政官金札;「廃藩置県」後の財政・金融・貨幣;松方紙幣整理と松方デフレ)
4 国家環境と外国貿易(日本の開港と世界経済;貿易の発展)
5 在来産業の再編成(養蚕・製糸業;綿織物業;醸造業〈酒造業〉)
6 在来産業における資本と経営(阿波藍のケースを中心にして;泉南綿織物のケースを中心として)