出版社内容情報
戦後改革とは何だったのか改めて問われている.今回新しく掘り起した事実と正確なデータにより,現在の日本社会の政治・経済・文化とのかかわりで,占領初期の全貌を解明する便利なハンドブック.
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
69
2016年824冊め。本筋と関係ないところで惹かれたのが、戦後ラジオで英語の勉強を始めた少年時代の著者が日曜日ごとにおにぎりを持って志賀高原の上林ホテルに出かけて行ってはアメリカ人をつかまえて英会話の実地に励んだというもの。いつの時代も行動力がある人は伸びる。また、本書には現在の林広宇作曲の「君が代」の他に、フェントン作曲のものと文部省唱歌の頃のものの3種類の君が代の楽譜があり興味深い。2016/10/10
コウメ
45
レポートの参考文献として読んだ。日本が降伏したところからGHQがどのように政治改革、経済改革、憲法改革様々な改革がおこなわれた。特に驚いたのがp22の公職追放指令、これにより官界、教育界、財界、言論界まで旧指導者のを新旧交代がおこなわれ、約20万人交代されたという。他にも憲法改革もすごいと思ったが、戦争に敗けたからこそ、ここまで大きく改革がおこなわれたんだなと学んだ。 2021/06/23