出版社内容情報
TBS問題を契機に，強く指摘される視聴率競争の弊害．放送翌日には分刻みのデータが各局にいきわたるという．その視聴率とはそもそも何なのか．実際に果す役割を直視しつつ，視聴率至上主義を超える道を考える．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
gtn
6
１９９６年発刊。著者はインターネットの可能性に気付き始めている。しかし、視聴率競争に終始し、低俗番組ばかりになったことを、いまだ声高に嘆いている。まだ、そんな議論ができる余裕があったということだが、ネット社会到来の予感は的中する。今はテレビの質どころではない。テレビが見放されそうになっている。テレビと共に生きた著者は、天からこれをどうみるか。2019/06/07
