岩波ブックレット<br> ポル・ポト派とは?

岩波ブックレット
ポル・ポト派とは?

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000032247
  • NDC分類 312.235
  • Cコード C0336

出版社内容情報

「虐殺集団」として常にイメージされるポル・ポト派.なぜ彼らが現在でも一定の力を持ち,再び歴史の前面に躍り出ようとしているのか? 「狂気」だけでは説明できないある種の「必然性」を,見事に解明する1冊.

目次

1 カンボジア独立とクメール・ルージュ
2 インドシナの激動
3 悪夢の3年8カ月
4 ポル・ポト派の孤立
5 ポル・ポト派はいま
6 真の国民和解へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

73
2017年439冊め。史上まれにみる虐殺政権で、国際社会からも批判されていたにもかかわらず、和平のために組織されたカンボジア最高国民評議会の代表として認められたのか。最終的に内政干渉であると批判されながらも国連の関与が認められたが、厳しい道のりだった。日本での関心はPKOへの自衛隊派遣が問題になってから。自国の組織が絡むことで否応なかったが、もう少し中立で長期的に見られたらよかったのに。 2017/12/25

大熊真春(OKUMA Masaharu)

1
ポルポト政権樹立までの経緯を、フランスからの独立を原点に説明し、「悪夢のポル・ポト時代」を経て現状(1993年当時)のポル・ポト派がどうなっいるか、国内和平の課題などでしめくくっている。◆ポル・ポト政権の異常さ、残虐さについてはさらっとした書き方で、ポル・ポト自身の人間像に迫れたかという気もしない。◆物足りないが厚さ5mm程度のブックレットにそんなのを期待してもしょうがないよな。2015/03/23

samandabadra

1
 ポル・ポト派登場の経緯、その支配した時代(学校、寺院の廃棄や、西欧文明の否定)、ボル・ボト派の弱体化、孤立化そして、1993年、執筆当時のポル・ポト派と、カンボジアの今後の平和のために考えるべき問題が提起された本。その後、ポル・ポトは天寿を全うしてしまうが、タイとカンボジアの領土問題に小競り合いなどを見るとまだまだ問題は終わっていないのかなと考えてしまう。2011/03/29

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