出版社内容情報
売上税は単なる税制改正の問題にとどまらず,日本の政治と経済を揺るがす大問題となった.サラリーマンの生活や中小企業経営に及ぼす深刻な影響を指摘し,これを導入せずに財政再建を可能にする道を,わかりやすく実証する.
目次
1 今回の「抜本的改革」のねらい(シャウプ税制の三つの特徴;「抜本的改革」の欺瞞)
2 売上税の性格・特質(中身は大型間接税;中曽根政権のねらい)
3 売上税のもたらす影響(税額票番号の危険性;さまざまな不公平と問題点)
4 売上税を導入しなくても財政再建は可能
5 日本国民の責務