岩波ブックレット<br> 売上税―日本経済はどうなるか

岩波ブックレット
売上税―日本経済はどうなるか

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  • サイズ A5判/ページ数 63p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784000030243
  • NDC分類 345.65

出版社内容情報

売上税は単なる税制改正の問題にとどまらず,日本の政治と経済を揺るがす大問題となった.サラリーマンの生活や中小企業経営に及ぼす深刻な影響を指摘し,これを導入せずに財政再建を可能にする道を,わかりやすく実証する.

目次

1 今回の「抜本的改革」のねらい(シャウプ税制の三つの特徴;「抜本的改革」の欺瞞)
2 売上税の性格・特質(中身は大型間接税;中曽根政権のねらい)
3 売上税のもたらす影響(税額票番号の危険性;さまざまな不公平と問題点)
4 売上税を導入しなくても財政再建は可能
5 日本国民の責務

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

扉のこちら側

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2018年554冊め。昭和25年のシャウプ税制以来の租税体系の見直しということで様々な議論がなされていた頃。納税義務者は事業者と輸入業者ぜ、税率5%。最終消費者が増税分を負担するというからくりであった。興味深いのは経済学者ではなく法律学者である著者の指摘する、「国家が赤字財政をつくるときは、かならず戦争の問題が起こってくる」という点。当時の売上税問題は、最終的に「大きな政府」「軍事大国」につながり平和憲法体制廃棄の基本問題を含んでいた。2018/09/15

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