国家神道形成過程の研究

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  • サイズ A5判/ページ数 454,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784000028868
  • NDC分類 175.1
  • Cコード C3021

出版社内容情報

国家神道とは何だったのか.通説は歴史的実態の検証が不十分であり,問い直すべきだとする気鋭の著者が,明治維新以降の神社をめぐる法令・政策の緻密な分析を通じて国家神道の形成と展開を丹念に跡づけ,その実像に迫る.

内容説明

国家神道とは何だったのか。日本近代の一大問題として様々に議論されながら、その歴史的実態の検証は不十分なまま通説が形造られてきたとする著者は、明治維新以降の神社をめぐる数々の法令・政策の緻密な分析を積み重ね、曲折にみちた国家神道形成過程と成立後の展開を丹念に跡づける。国家神道の実像を問い直す労作。

目次

序説 国家神道研究の現状と課題
第1部 近代神社制度と国家祭祀の再編(明治初年の神社改正問題;官社制度の成立と国家祭祀;近代神社制度の整備過程;郷社定則・氏子調の制定)
第2部 国家神道形成期の政教問題(教部省の設置と政教問題;左院の神宮遷座論と日本型政教分離;明治前期の政教関係と井上毅)
第3部 国家神道の形成と展開(神社非宗教論と国家神道の形成;国家神道体制の成立と展開;国家神道体制の成立と動揺;近代の神社神道と経済問題;靖国神社の創建と招魂社の整備;神葬祭の普及と火葬禁止問題)